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藤原 進之介

株式会社数強塾 代表取締役。数強塾グループ(日本数学塾・日本英語塾・論塾・英論会)創設者。現役時代に数学で挫折し浪人を経て「なぜそうなるか」を徹底追求する指導哲学を確立。一生の役に立つ勉強を全国にオンライン展開。

秋風の引(劉禹錫・五言絶句(秋風引))|書き下し文・現代語訳と解説

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秋風の引 ―― 劉禹錫・五言絶句(秋風引)

秋風がどこから来たのか分からないという問いから始まり、最後に旅人が最初に気づくと結びます。季節の移り変わりを、旅の孤独と重ねた詩です。

秋風の引 の全文と書き下し

項目 働き 例(白文) 読み方
起句 秋風はどこから吹いてくるのか 何処秋風至 何処よりか秋風至る
承句 さびしく雁の群れを送ってくる 蕭蕭送雁群 蕭蕭として雁群を送る
転句 朝方、庭の木に吹き入って 朝来入庭樹 朝来庭樹に入り
結句 旅人が真っ先にそれを聞く 孤客最先聞 孤客最も先に聞く

句ごとの解説

例文はすべてこのページ用に作成したものです。

起句

意味
秋風はどこから吹いてくるのか
何処秋風至何処よりか秋風至る
ポイント
「何処よりか」で疑問。出所を問う。

承句

意味
さびしく雁の群れを送ってくる
蕭蕭送雁群蕭蕭として雁群を送る
ポイント
「蕭蕭」は寂しい音。雁は秋の到来を告げる。

転句

意味
朝方、庭の木に吹き入って
朝来入庭樹朝来庭樹に入り
ポイント
身近な場所へ視点が移る。

結句

意味
旅人が真っ先にそれを聞く
孤客最先聞孤客最も先に聞く
ポイント
旅人だからこそ最初に気づく

押韻・対句と読解の要点

押韻 群・聞が韻を踏む。
構成 遠い出所への問い → 雁 → 庭の木 → 自分、とだんだん近づいてくる構成。
「最先聞」 旅人は望郷の思いが強いため、季節の変化にも人一倍敏感である、という含み。

入試ではどう問われるか

「孤客最先聞」がなぜかを説明させる設問が定番です。故郷を離れた旅人は感覚が鋭くなっているため、秋の訪れにも真っ先に気づく、という心情を答えます。

本ページは作品解説です。特定の大学・年度の出題内容については扱っていません。

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よくある質問

「秋風引」の作者と形式は。

劉禹錫の五言絶句です。

なぜ旅人が最初に聞くのですか。

故郷を離れた旅人は望郷の思いが強く、季節の変化に敏感になっているためです。

どんな構成の詩ですか。

遠くの出所から雁、庭の木、自分へと、だんだん近づく構成です。

書き下し文の答案を見てもらえます

漢文は、意味が取れていても送り仮名と返り点で減点されます。プロ講師が一対一で赤を入れ、書き直しまで指導します。

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