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藤原 進之介

株式会社数強塾 代表取締役。数強塾グループ(日本数学塾・日本英語塾・論塾・英論会)創設者。現役時代に数学で挫折し浪人を経て「なぜそうなるか」を徹底追求する指導哲学を確立。一生の役に立つ勉強を全国にオンライン展開。

登鸛鵲楼(王之渙・五言絶句)|書き下し文・現代語訳と解説

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登鸛鵲楼 ―― 王之渙・五言絶句

王之渙の五言絶句。前半で雄大な景色を描き、後半で「もっと遠くを見たければ、もう一階上れ」という普遍的な認識へ転じます。景から理へ移る構成の代表例です。

登鸛鵲楼 の全文と書き下し

項目 働き 例(白文) 読み方
起句 白日が山に沿って沈んでいく 白日依山尽 白日山に依りて尽き
承句 黄河は海へと流れ込む 黄河入海流 黄河海に入りて流る
転句 千里の眺めを窮めようとするなら 欲窮千里目 千里の目を窮めんと欲し
結句 さらにもう一階上ればよい 更上一層楼 更に上る一層の楼

句ごとの解説

例文はすべてこのページ用に作成したものです。

起句

意味
白日が山に沿って沈んでいく
白日依山尽白日山に依りて尽き
ポイント
「依る」は沿う。日没の情景。

承句

意味
黄河は海へと流れ込む
黄河入海流黄河海に入りて流る
ポイント
起句と対句。垂直の動きと水平の動きが対応する。

転句

意味
千里の眺めを窮めようとするなら
欲窮千里目千里の目を窮めんと欲し
ポイント
「窮む」は極める。願望を示す。

結句

意味
さらにもう一階上ればよい
更上一層楼更に上る一層の楼
ポイント
実際の行動で答える。理屈を説かない点が要点。

押韻・対句と読解の要点

押韻 流・楼が韻を踏む。
対句 起句と承句、転句と結句がともに対句になっている珍しい構成。
景から理へ 前半が景色、後半が普遍的な認識。説教くさくならずに理を示すところが評価される。

入試ではどう問われるか

前半と後半の役割の違いを説明させる設問が定番です。前半は景色の描写、後半はそこから導かれる普遍的な認識、という構成を答えます。また、二組の対句をすべて指摘させる設問も出ます。

本ページは作品解説です。特定の大学・年度の出題内容については扱っていません。

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よくある質問

「登鸛鵲楼」の作者と形式は。

王之渙の五言絶句です。

対句はどこですか。

起句と承句、転句と結句の二組がともに対句になっています。

どんな構成の詩ですか。

前半で雄大な景色を描き、後半で普遍的な認識へ転じる構成です。

書き下し文の答案を見てもらえます

漢文は、意味が取れていても送り仮名と返り点で減点されます。プロ講師が一対一で赤を入れ、書き直しまで指導します。

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