熟語と返り点 ―― 二字の熟語を返るときの決まり
二字の熟語はまとめて一語として扱い、途中で切りません。返り点を付ける際も、熟語の下に一括して付けます。熟語かどうかの判断が、返り点を正しく付ける前提になります。
熟語と返り点 の一覧
| 項目 | 働き | 例(白文) | 読み方 |
|---|---|---|---|
| 熟語をまとめて読む | 二字を一語として扱う | 読二漢文一 | 漢文を読む |
| 熟語を切らない | 途中にレ点を入れない | ― | ― |
| 熟語でない場合 | 二字が別々の語なら別扱い | 読書 | 書を読む |
項目別の解説
例文はすべてこのページ用に作成したものです。
熟語をまとめて読む
- 働き
- 二字を一語として扱う
- 例
- 読二漢文一 → 漢文を読む
- ポイント
- 「漢文」で一語なので一二点を使う。
熟語を切らない
- 働き
- 途中にレ点を入れない
- 例
- ― → ―
- ポイント
- 「漢文」の間に返り点は入らない。
熟語でない場合
- 働き
- 二字が別々の語なら別扱い
- 例
- 読書 → 書を読む
- ポイント
- 「読」と「書」は別語なのでレ点。
間違えやすい点
| 熟語 か 別語 か | 二字で一つの意味をなすなら熟語。「漢文」「天下」「君子」など。「読書」は「書を読む」なので別語。 |
|---|---|
| 返り点の選択 | 熟語なら二字をはさむので一二点、別語で1字返るならレ点。 |
入試ではどう問われるか
「読書」を熟語と誤解するのが典型的な失点です。漢文の「読書」は「書を読む」という動詞+目的語で、レ点を使います。日本語の熟語感覚に引きずられないでください。
本ページは漢文訓読法の解説です。特定の大学・年度の出題内容については扱っていません。
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よくある質問
熟語に返り点は入れますか。
熟語の途中には入れません。二字をまとめて一語として扱います。
「読書」は熟語ですか。
漢文では「書を読む」という動詞+目的語です。熟語ではないのでレ点を使います。
熟語かどうかはどう判断しますか。
二字で一つの意味をなしていれば熟語です。「漢文」「天下」などが該当します。
書き下し文の答案を見てもらえます
漢文は、意味が取れていても送り仮名と返り点で減点されます。プロ講師が一対一で赤を入れ、書き直しまで指導します。
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