「尾生の信」(びせいのしん)は、固く約束を守ること。また、融通がきかず愚直なこと。
出典は『荘子』盗跖・『史記』蘇秦列伝です。以下で、原文・書き下し文・現代語訳と、由来になった話を整理します。
意味と出典
| 読み | びせいのしん |
|---|---|
| 意味 | 固く約束を守ること。また、融通がきかず愚直なこと。 |
| 出典 | 『荘子』盗跖・『史記』蘇秦列伝 |
| 類義語 | 馬鹿正直/律儀 |
| 対義語 | 臨機応変 |
原文・書き下し文・現代語訳
- 原文
- 尾生与女子期於梁下
- 書き下し
- 尾生女子と梁の下に期す
- 現代語訳
- 尾生は女性と橋の下で会う約束をした。
由来になった話
尾生は女性と橋の下で会う約束をしたが、女性は来なかった。水が増しても尾生はその場を離れず、橋の柱を抱いたまま溺れ死んだと伝えられます。
読解のポイント
二つの評価がある語です。約束を守る誠実さを称える文脈と、融通のきかない愚かさを批判する文脈の両方で使われます。
本ページは故事成語の解説です。特定の大学・年度の出題内容については扱っていません。
使い方の例
- 尾生の信というべき律儀さだ。
- 尾生の信では身が持たない。
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よくある質問
「尾生の信」の出典は何ですか。
『荘子』盗跖篇と『史記』蘇秦列伝に見えます。
どんな話ですか。
橋の下で会う約束をした尾生が、水が増しても離れず、柱を抱いたまま溺れ死んだ話です。
よい意味ですか、悪い意味ですか。
両方で使われます。誠実さを称える場合と、融通のきかなさを批判する場合があります。
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