「人知らずして慍らず」(ひとしらずしていからず)は、人に理解されなくても腹を立てないのが、本当の人格者だということ。
出典は『論語』学而です。以下で、原文・書き下し文・現代語訳と、由来になった話を整理します。
意味と出典
| 読み | ひとしらずしていからず |
|---|---|
| 意味 | 人に理解されなくても腹を立てないのが、本当の人格者だということ。 |
| 出典 | 『論語』学而 |
| 類義語 | 不遇に耐える/泰然 |
| 対義語 | 自己顕示/短気 |
原文・書き下し文・現代語訳
- 原文
- 人不知而不慍、不亦君子乎
- 書き下し
- 人知らずして慍らず、亦た君子ならずや
- 現代語訳
- 人が理解してくれなくても腹を立てない。なんと君子らしいことではないか。
由来になった話
『論語』冒頭の三句の最後にあたる句です。「学ぶ喜び」「友と交わる喜び」に続き、評価されないときの態度こそが人格を示す、と結んでいます。
読解のポイント
「慍」は「いかル(腹を立てる)」と読みます。「怒」より内にこもった不満を表す字です。冒頭三句が「学び→交わり→評価されないとき」の順に並んでいる構成も押さえてください。
本ページは故事成語の解説です。特定の大学・年度の出題内容については扱っていません。
使い方の例
- 人知らずして慍らずの境地には遠い。
- 評価されなくても腐らない。
関連ページ
- 「矛盾」の意味と出典
- 「四面楚歌」の意味と出典
- 「臥薪嘗胆」の意味と出典
- 「蛇足」の意味と出典
- 「漁夫の利」の意味と出典
- 故事成語 一覧(総合案内)
- 漢文の助字・虚詞 一覧
- 国語ドリル全52枚(無料・登録不要)
よくある質問
「人知らずして慍らず」の出典は何ですか。
『論語』学而篇です。冒頭三句の最後にあたります。
「慍」はどう読みますか。
「いかル」と読みます。内にこもった不満を表す字です。
冒頭三句とは何ですか。
「学びて時に之を習ふ」「朋有り遠方より来たる」「人知らずして慍らず」の三句です。
漢文の答案を見てもらえます
故事成語は意味を覚えるだけでは、記述で使えません。プロ講師が一対一で、書き下し文と現代語訳に赤を入れて指導します。
💬 数強塾グループ 公式LINEに登録しよう
情報I・数学・英語・国語に関する有益な情報発信や無料授業の告知をLINEで行っています。英検合格保証の英論会もこちら👇
プレゼント付き公式LINEを友だち追加