2027年度共通テスト試験日まで
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藤原 進之介

株式会社数強塾 代表取締役。数強塾グループ(日本数学塾・日本英語塾・日本国語塾・英論会)創設者。現役時代に数学で挫折し浪人を経て「なぜそうなるか」を徹底追求する指導哲学を確立。一生の役に立つ勉強を全国にオンライン展開。

高1・高2からの国語先取り学習|大学受験で圧倒的に有利になる勉強法

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はじめに|なぜ今、国語の先取り学習が重要なのか

数強塾グループの国語専門塾、日本国語塾TOPの藤原進之介です。講師の翔先生と一緒に解説します!

「国語は才能だから、勉強しても仕方ない」「英語・数学を先に固めてから国語をやればいい」——こういった声を、高校生や保護者の方からよくいただきます。しかし、これは大きな誤解です。むしろ高1・高2のうちから計画的に国語の先取り学習を進めることが、大学受験において最も費用対効果の高い戦略のひとつだと、私は長年の指導経験から確信しています。

特に近年の大学入試では、共通テストはもちろん、難関国公立・私立大の個別試験においても「情報を正確に読み取り、論理的に処理する力」が問われています。この力は短期間で身につくものではありません。だからこそ、高1・高2という時間的余裕のある時期に、じっくりと土台を作ることが圧倒的に有利なのです。

この記事では、国語の先取り学習の具体的な方法・優先順位・教材選びまで、現場のリアルな声も交えながら徹底解説します。ぜひ最後までお読みください。

核心をお伝えします|「国語の先取り」で何が変わるのか

結論から言いましょう。高1・高2から国語の先取り学習を始めた生徒と、高3から始めた生徒では、入試本番の得点に平均で20〜30点以上の差が出ることが珍しくありません(私たちの塾での指導実績より)。

その理由は3つあります。

  • ①語彙・背景知識の定着に時間がかかるから:現代文・古文・漢文いずれも、「知識の土台」がなければ問題文すら正確に読めない
  • ②読解スキルは「反復練習」でしか身につかないから:英語のリスニングと同じで、ある日突然できるようにはならない
  • ③高3の秋以降は他教科との時間競争になるから:国語に時間を割けず、伸び悩む受験生が続出する

逆に言えば、高1・高2で国語を先取りしておけば、高3では他教科に集中できるという大きなアドバンテージが生まれます。これが「先取り学習」の本質的な価値です。

具体的な内容・方法・理由|教科別・時期別の先取り戦略

①現代文の先取り|「読み方の型」を早期に習得する

現代文の先取り学習で最初にやるべきことは、「読み方の型」を身につけることです。多くの受験生が「感覚で読む」習慣を持っており、これが最大の失点要因になっています。

具体的な先取り学習ステップ(高1〜高2向け):

  1. Step1(高1前半):語彙力の土台づくり
    • 「現代文キーワード読解」(Z会)などで頻出語彙300〜500語を習得
    • 「哲学・倫理・社会学・科学論」など現代文頻出テーマの背景知識をインプット
  2. Step2(高1後半〜高2前半):論理的読解の訓練
    • 「対比」「因果関係」「言い換え」「具体と抽象」の4つの構造を意識した読み方を練習
    • 入試頻出の評論文(例:「自己と他者」「近代と言語」「身体論」)を素材に精読演習
  3. Step3(高2後半):実戦問題演習
    • 共通テスト過去問・センター過去問で時間配分と解法の確認
    • 志望大の傾向に合わせた記述・選択問題の演習

【藤原のここだけポイント】
現代文で最も差がつくのは「傍線部の言い換え問題」です。例えば次のような問題です。

傍線部「近代的自我の成立は、同時に他者との断絶を意味する」とあるが、筆者はなぜそのように述べているか、本文に即して説明しなさい。

この種の問題では、「傍線部を分解→本文中の対応箇所を探す→論理の流れを追って言い換える」という3ステップが必要です。高1のうちからこの手順を体で覚えておくと、高3での得点が劇的に上がります。

②古文の先取り|「古文は暗記×読解」の黄金比を知る

古文は、現代文と違い知識の暗記が得点に直結する科目です。だからこそ先取りの効果が最も出やすい分野でもあります。

時期 優先学習内容 目標レベル
高1前半 古文単語300語(マドンナ古文単語・古文単語315など) 基本単語を見て意味が即答できる
高1後半 古典文法(助動詞の接続・活用・意味を完全習得) 助動詞28種を活用・接続・意味すべて言える
高2前半 助詞・敬語・古文常識(有職故実・身分制度など) 敬語の3分類と文脈判断ができる
高2後半 標準〜発展レベルの読解演習 物語・日記・随筆・説話の各ジャンルを読める

【実際の入試出題例】
共通テストでは次のような問題が頻出です。

「させ給ひ」の敬意の方向として最も適切なものを選べ。

この問題を解くには「使役の助動詞(さす)+尊敬の補助動詞(給ふ)」という文法知識と、「誰から誰への敬意か」を判断する文脈読解の両方が必要です。高1のうちに文法を終わらせておけば、高2以降は読解演習に集中できます。

③漢文の先取り|最もコスパが高い科目を攻略する

漢文は、国語の中で最も短期間で得点が上がりやすい科目です。必要な知識量が比較的限られており、句形・重要語・返り点のルールを習得すれば、安定して高得点が狙えます。

先取り学習のポイント:

  • 高1のうちに必須句形30〜40個(否定・疑問・反語・使役・受身・比較・限定・詠嘆)を完全習得
  • 重要語(故・乃・之・其・与・而・以・於など)の用法を整理
  • 高2後半からは過去問を使った演習で仕上げ

漢文を高1のうちに仕上げておけば、高3の受験期は「維持するだけ」でよくなります。これが他の受験生との大きな差になります。

実践事例・エピソード|先取り学習で逆転合格した生徒たち

事例①:Aさん(現役・東京大学文科三類合格)

Aさんが日本国語塾TOPに来たのは高1の夏でした。当初の模試の国語偏差値は55程度でしたが、高1のうちに現代文の読解型・古文文法を徹底し、高2で古文読解と漢文句形を完成。高3は英語・世界史に集中でき、東大模試の国語で常に上位10%以内をキープして合格しました。

Aさんが言っていた言葉が印象的です。「高3になって初めて国語をちゃんとやろうとしていたら、絶対間に合わなかった。高1で始めたから余裕を持って受験できた」。

事例②:Bくん(現役・早稲田大学法学部合格)

Bくんは高2の夏に入塾。「英語・数学は得意だけど国語が足を引っ張っている」という状態でした。高2後半から現代文の読解型と古文単語・文法を集中的に先取りし、共通テストの国語で190点/200点を獲得。早稲田法学部の現代文でも高得点を出して合格しました。

翔先生のコメント:「Bくんは特に現代文の『対比構造の読み取り』が苦手でした。でも高2のうちにそこを徹底的に訓練したことで、高3では完全に武器になっていましたね。」

よくある誤解と正しい理解|先取り学習の落とし穴

誤解①「国語は直前期にやれば間に合う」

→ 間違いです。現代文の読解力・古文の文法力は「筋トレ」と同じで、短期間では絶対に身につきません。特に記述力・論述力は最低でも6ヶ月〜1年の継続的な訓練が必要です。

誤解②「教科書の内容さえできれば先取りは不要」

→ 甘いです。学校の教科書は入試に必要な知識・演習量の半分以下しかカバーしていません。特に語彙・文法・読解型は、入試専用の教材と指導が必要です。

誤解③「国語は英語・数学の後でいい」

→ 戦略ミスです。国語の読解力は英語長文の読解力とも連動しています。日本語で「論理的に読む力」を鍛えておくことが、英語の長文読解にも直結します。国語を後回しにすることは英語の足を引っ張ることにもなりかねません。

誤解④「問題をたくさん解けば国語力がつく」

→ やり方次第です。ただ問題をこなすだけでは力はつきません。重要なのは「なぜその答えになるのか」を論理的に説明できるまで復習すること。1問を丁寧に分析する習慣が、10問を雑に解くよりはるかに力がつきます。

翔先生の実践アドバイス|現場からの声

翔先生(日本国語塾TOP講師)からも、実際に指導している立場からのアドバイスをお伝えします。

「高1・高2の生徒に必ず言うことがあります。それは『国語の先取り学習は、習慣づくりから始めなさい』ということです。」

具体的には、以下の3つの習慣を最初に定着させることを翔先生は推奨しています。

  1. 週3回・1回30分の語彙学習:単語帳を毎日少しずつ進め、2週間で1周するペースを習慣化
  2. 週1回・評論文1本の精読:スラスラ読むのではなく、構造を意識しながら1時間かけて丁寧に読む
  3. 解いた問題は必ず「なぜ正解か・なぜ不正解か」を言語化:ノートに書き出す習慣をつける

「特に3番目が重要です。答え合わせで◯×だけ確認して終わりにする生徒は、いつまでも伸びません。『なぜ』を言語化できてはじめて、次の問題に応用できる力がつくんです。これは国語の先取り学習で私が最も大切にしている習慣です。」(翔先生)

また翔先生は、高1・高2での古文常識の学習を特に強調しています。「平安時代の貴族の生活・宮廷の慣習・仏教観がわかっていないと、どれだけ文法を知っていても本文の内容が理解できない場面が出てきます。古文常識の先取りは、読解スピードを格段に上げる隠れた必須項目です。」

今日からできる3ステップ|高1・高2の国語先取りロードマップ

ここまでの内容を踏まえ、今すぐ始められる具体的な3ステップをお伝えします。

Step1|現状を把握する(今週中に)

  • 直近の模試・定期テストの国語の得点・偏差値を確認する
  • 現代文・古文・漢文それぞれの得点率を計算し、最も弱い分野を特定する
  • 志望大の入試科目と国語の配点を調べる(国語の比重を把握する)

Step2|教材を選んで計画を立てる(来週から)

分野 おすすめ教材(高1・高2向け) 1日の目安時間
現代文(語彙) 現代文キーワード読解(Z会) 15〜20分
現代文(読解) 入試現代文へのアクセス 基本編(河合出版) 30〜40分(週3回)
古文(単語) マドンナ古文単語230 / 古文単語315 10〜15分
古文(文法) 富井の古典文法をはじめからていねいに 20〜30分(週3回)
漢文 漢文早覚え速答法 / ステップアップノート10 漢文句形ドリル 20〜30分(週2回)

Step3|毎月1回、進捗を振り返る(継続)

  • 月末に「今月できるようになったこと」「まだ定着していないこと」をリスト化する
  • 模試・実力テストを積極的に受けて、客観的な数値で力を確認する
  • 計画通りにいかない場合は、スケジュールを修正する(完璧主義にならないことが大切)

藤原&翔先生のここだけの話|先取り学習で最も見落とされること

最後に、他の記事や参考書では絶対に書いていない、私たちならではの視点をお伝えします。

それは「文章を読む量の絶対的な不足」です。

語彙を覚え、文法を習得し、解き方の型を身につけても、そもそも文章を読む総量が少ない生徒は伸び悩みます。入試で問われる現代文・古文・漢文の文章レベルは、日常的に活字を読む習慣がある生徒とそうでない生徒では、処理スピードに圧倒的な差が生まれます。

具体的な処方箋:

  • 週1冊、入試頻出作家(鷲田清一・内田樹・養老孟司・茂木健一郎など)の新書・評論を読む
  • 新聞の社説を週3回音読する(論説文の構造理解と語彙力に効果大)
  • 古典なら「徒然草」「枕草子」の原文を、現代語訳と照らし合わせながら週1〜2段読む

「国語の先取り学習は、机に向かう時間だけがすべてではありません。読書・新聞・入試によく出る作家との出会い——こういった日常のすべてが国語力の土台になります。高1・高2という時間的余裕がある時期だからこそ、こういった『広い意味での先取り』も大切にしてほしいのです。」(藤原進之介)

まとめ・日本国語塾トップについて

今回の記事のポイントをまとめます。

  • ✅ 高1・高2からの国語先取り学習は、大学受験において最もコスパの高い戦略のひとつ
  • ✅ 現代文は「読み方の型」+「語彙・背景知識」を早期に習得することが鍵
  • ✅ 古文は「単語→文法→古文常識→読解」の順で先取りすると効率的
  • ✅ 漢文はコスパ最高の科目。高1〜高2で句形を完成させれば高3が楽になる
  • ✅ 「なぜ正解か・なぜ不正解か」を言語化する習慣が、最も国語力を伸ばす
  • ✅ 先取り学習の落とし穴(問題の解きっぱなし・文章を読む総量不足)に注意

国語の先取り学習は、一人でやろうとすると方向性を見失いがちです。ぜひ私たちと一緒に、あなただけの最適な学習プランを作りましょう。


日本国語塾トップは、数強塾グループ代表・藤原進之介が監修する国語専門塾です。
前橋校・横浜校・オンラインで全国対応しています。
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また、数学・理系科目は数強塾(sukyojuku.com)もあわせてご利用ください。

💡 藤原先生からの学習アドバイス

# 学習アドバイス

高1・高2で読解の根本的な思考プロセス(著者の主張の構造把握、論理的因果関係の追跡、選択肢の微妙な違い識別)を習慣化すれば、高3での過去問演習が単なる反復ではなく効率的な応用学習となり、短期間で得点を大きく伸ばせるからです。

📚 この記事について|日本国語塾TOP・数強塾グループ

本記事は、数強塾グループ代表 藤原進之介の監修のもと作成しています。
藤原は情報教育の専門家としてKADOKAWAより
藤原進之介の ゼロから始める情報I』『ライバルに差をつける 情報I 鉄板の100題』、
Gakkenより『きめる!共通テスト情報I』など10冊以上の著書を刊行(累計10万部超)。
「本質を捉える理解」という指導哲学は、国語教育にも一貫して反映されています。

日本国語塾TOPでは一流講師が担任として専属で指導します。
現代文・古文・漢文・小論文を体系的に、かつ本質から理解できる指導を提供しています。

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✍️ この記事を監修した人|藤原 進之介

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数強塾グループ代表・日本国語塾TOP監修者。
著書12冊・累計15万部突破KADOKAWA3冊・Gakken3冊・文英堂・ナツメ社等、大手出版社から多数刊行)。2024年共通テスト対策参考書シリーズ全書第1位日本初の情報科目講師・代々木ゼミナール情報I講師・情報ラボ代表。消費者庁シンポジウム登壇(2026年5月)。漢字検定準1級・古文検定1級。
数強塾グループは創業11年の老舗塾。スタディサプリ国語科講師 山下翔平先生も協力。

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