「宋襄の仁」(そうじょうのじん)は、無用な情けをかけて、かえって失敗すること。
出典は『春秋左氏伝』僖公二十二年です。以下で、原文・書き下し文・現代語訳と、由来になった話を整理します。
意味と出典
| 読み | そうじょうのじん |
|---|---|
| 意味 | 無用な情けをかけて、かえって失敗すること。 |
| 出典 | 『春秋左氏伝』僖公二十二年 |
| 類義語 | 無用の情け/仏の顔 |
| 対義語 | 非情の決断 |
原文・書き下し文・現代語訳
- 原文
- 不鼓不成列
- 書き下し
- 列を成さざるに鼓せず
- 現代語訳
- 陣形が整わないうちは攻撃しない。
由来になった話
宋の襄公は楚と戦った際、敵が川を渡り終える前も、陣形が整う前も「君子は困っている者を攻めない」として攻撃しなかった。その結果、大敗して自らも傷を負ったという話です。
読解のポイント
「仁」が否定的に使われる珍しい語です。本来は美徳である仁が、状況を無視すると害になる、という逆説を表しています。
本ページは故事成語の解説です。特定の大学・年度の出題内容については扱っていません。
使い方の例
- 宋襄の仁になりかねない。
- 無用な情けは宋襄の仁だ。
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よくある質問
「宋襄の仁」の出典は何ですか。
『春秋左氏伝』僖公二十二年です。宋の襄公と楚の戦いに由来します。
なぜ攻撃しなかったのですか。
「君子は困っている者を攻めない」という信条を守ったためです。結果として大敗しました。
どんな意味で使いますか。
状況をわきまえない無用な情けをかけて失敗することを指します。
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