「五十歩を以て百歩を笑ふ」(ごじっぽをもってひゃっぽをわらう)は、少しの違いしかないのに、相手を見下して笑うこと。
出典は『孟子』梁恵王上です。以下で、原文・書き下し文・現代語訳と、由来になった話を整理します。
意味と出典
| 読み | ごじっぽをもってひゃっぽをわらう |
|---|---|
| 意味 | 少しの違いしかないのに、相手を見下して笑うこと。 |
| 出典 | 『孟子』梁恵王上 |
| 類義語 | 目くそ鼻くそを笑う |
| 対義語 | 本質的な差 |
原文・書き下し文・現代語訳
- 原文
- 以五十歩笑百歩、則何如
- 書き下し
- 五十歩を以て百歩を笑はば、則ち何如
- 現代語訳
- 五十歩逃げた者が百歩逃げた者を笑ったら、どうだろうか。
由来になった話
梁の恵王が「自分は隣国より善政をしているのに民が増えない」と問うた際、孟子が戦場のたとえで答えたものです。どちらも逃げたことに変わりはない、と指摘しました。
読解のポイント
「以て」は手段・立場を表します。「五十歩の立場で百歩を笑う」ということ。「何如」は状態・評価を問う形で、「如何(方法)」と区別が必要です。
本ページは故事成語の解説です。特定の大学・年度の出題内容については扱っていません。
使い方の例
- 五十歩を以て百歩を笑ふようなものだ。
- 大差ない者同士の批判。
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よくある質問
この言葉の出典は何ですか。
『孟子』梁恵王上です。梁の恵王への答えに由来します。
「何如」はどう訳しますか。
「どうであるか」と状態・評価を問います。「如何」(方法)とは異なります。
孟子は何を指摘したのですか。
程度の違いはあっても、逃げたという本質は同じだと指摘しました。
漢文の答案を見てもらえます
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