「井の中の蛙、大海を知らず(荘子)」(いのなかのかわずたいかいをしらず)は、狭い世界にとどまる者には、広い世界のことは語れないということ。
出典は『荘子』秋水です。以下で、原文・書き下し文・現代語訳と、由来になった話を整理します。
意味と出典
| 読み | いのなかのかわずたいかいをしらず |
|---|---|
| 意味 | 狭い世界にとどまる者には、広い世界のことは語れないということ。 |
| 出典 | 『荘子』秋水 |
| 類義語 | 夏虫氷を語らず/視野狭窄 |
| 対義語 | 大局観 |
原文・書き下し文・現代語訳
- 原文
- 井蛙不可以語於海者、拘於虚也
- 書き下し
- 井蛙の以て海を語るべからざるは、虚に拘ればなり
- 現代語訳
- 井戸の蛙に海を語れないのは、狭い場所に縛られているからだ。
由来になった話
『荘子』秋水篇では、井戸の蛙・夏の虫・偏った学者を並べ、それぞれ空間・時間・教えに縛られているために広い世界を語れないと述べています。
読解のポイント
三つ並べられている点が要点です。井蛙=空間、夏虫=時間、曲士=教えに縛られる。「不可以〜」(〜することはできない)の句法も同時に問われます。
本ページは故事成語の解説です。特定の大学・年度の出題内容については扱っていません。
使い方の例
- 井の中の蛙にならないよう外を見る。
- 視野が狭い。
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よくある質問
この言葉の出典は何ですか。
『荘子』秋水篇です。
何が並べられていますか。
井戸の蛙(空間)、夏の虫(時間)、偏った学者(教え)の三つです。
「不可以」はどう訳しますか。
「〜することはできない」という不可能を表します。
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