「無用の用」(むようのよう)は、役に立たないと思われるものが、実は大きな役割を果たしているということ。
出典は『荘子』人間世ほかです。以下で、原文・書き下し文・現代語訳と、由来になった話を整理します。
意味と出典
| 読み | むようのよう |
|---|---|
| 意味 | 役に立たないと思われるものが、実は大きな役割を果たしているということ。 |
| 出典 | 『荘子』人間世ほか |
| 類義語 | 逆説/余白の価値 |
| 対義語 | 効率一辺倒 |
原文・書き下し文・現代語訳
- 原文
- 人皆知有用之用、而莫知無用之用也
- 書き下し
- 人皆有用の用を知りて、無用の用を知る莫きなり
- 現代語訳
- 人はみな役に立つものの働きは知っているが、役に立たないものの働きを知らない。
由来になった話
荘子は、曲がって使い道のない大木が、かえって切られずに長生きした話などを通して、「無用であること」の価値を説きました。
読解のポイント
「莫し」は「なシ」で存在の否定。「知る莫きなり」で「知る者がいない」。有用と無用を対比する構造が要点で、荘子の逆説的な思考の代表例です。
本ページは故事成語の解説です。特定の大学・年度の出題内容については扱っていません。
使い方の例
- 無用の用を見直す。
- 一見むだなものが支えている。
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よくある質問
「無用の用」の出典は何ですか。
『荘子』人間世篇などに見えます。
どういう意味ですか。
役に立たないと思われるものが、実は大きな役割を果たしているということです。
荘子はどんな例を挙げていますか。
曲がって使い道のない大木が、かえって切られずに長生きした話などです。
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